日本において外国人観光客が多くなっているのはよく知られていますが、仕事をしている人や長く日本に住んでいる人もいます。日本で永住権を取得して将来も住もうとしている人もいます。もし海外から来ている日本在住の人が日本国内で亡くなったときにはどんな手続きが必要になるかです。
まずはその人の国籍などを確認し、本国に家族がいる時には家族に知らせるなどが必要になるでしょう。日本の慣習では、亡くなった人は火葬をして遺骨を埋葬します。では海外ではどうかですが、土葬をしている国が多いとされています。
もし土葬をしている国の人を日本で火葬してしまうと、かなり問題になります。かといってそのまま本国に返してあげようとしても、日数などが経過していると腐敗が進むなどの問題も出てきます。葬儀をどうやって行うかなどもあります。
できる方法としては、エンバーミングと呼ばれる保存方法を取り、とりあえず日本で式を執り行います。親族などが参列することが多くなるでしょう。エンバーミングを施すと、通常よりも腐敗が進まないので時間がかかる輸送でも対応できるでしょう。もちろん本国に連絡をして火葬をしても良いのであれば、それに従うようにします。在外の公館などにもいろいろ連絡をしなくてはいけません。